果てたアルファのバッテリー

 車検以来、アルファは車庫入りして、2週間、すっかり朝夕の冷え込みを感じるようになった頃、久しぶりにアルファのエンジンをかけてみた。すこし、重いセルの回り方が気になったが、そんなことも忘れて、職場に向かう。仕事を終えて、すっかり暗くなった帰りに車に乗り込んだ。セルは一瞬、エンジンの始動を試みたが、クランクを一度も回すことなく果てた。ボッシュのバッテリーは平均的な寿命で尽きたのだった。
 職場からカーショップに直行し、新品に乗せかえられたボッシュバッテリー。アルファの後半のカーライフを支えていくことになった。