レコード盤
黒いレコード盤がくるくる回る。
曲の始まりから終わりまで、ずっと眺めても飽きることはない。
そこから音が生まれてくるところを眺めて、生まれてきた音を聴く。
アナログのアナログらしいところである。
レコード盤はCDのようにいつまでも演奏してはくれない。
人が集中して聴くことのできる時間をみはからって、演奏が終わる。
レコード盤はほったらかしにされると、すぐに機嫌を損ねてブチブチと早く針をあげておくれと訴える。
しっかりかまってあげないといけないのがレコード盤のいいところなのかもしれない。もちろん、アナログのやわらかい、そしてつながっている感じの音がヒトのココロをなぞってくれる。
レコードプレーヤー audioo-technica AT-PL30