雲海

satesate1562005-07-30



 山に登るとき、モノはなるべく減らそうとする。カメラでさえ3000mまで自分の力で持っていこうとすると、何を持っていくのか、何を持っていかないのかを考えてしまう。
 これまで、モノがあることで、幸せに近づくのではないかという話をしてきたが、今日は、山頂にたどり着くためにはモノはないほうがよいという話になる。
 写真は富士山の7合目あたりだったか。この辺りで水は0.5Lは飲んでいるし、カロリーを考えた食べ物も腹に入れている。身につけているものは必要最小限のモノでしかなかが、この雲海を見たときには、幸せとモノとの関係はよくわからなくなる。モノは目的を成し遂げるときに必要なものと、命を維持するためのものとに絞り込まれてくるのだろうか。