目覚し時計

satesate1562005-08-01


ピピピ。ピピピ。ピピピ。
ピピピ。ピピピ。ピピピ。
ピピピ。ピピピ。ピピピ。
と朝の目覚めを催促する目覚し時計。

なんとかこのピピピを止めなければ心に平和が訪れないから、這ってでも、目覚し時計のところまで手を伸ばす。
一度、止めて、もう一度、暖かい布団のなかに潜り込む。
すると時間はとんでもない時間まであっという間にワープする。
目覚し時計のボタンを押した時、もう一度、布団に潜り込んでしまおうかと一瞬、戸惑いふとんに入る。

そこで、目覚し時計を、布団から遠く、遠く、離れたところに置いて、そこまでたどり着く間に目を覚ましてもらおうとあがく。

今、目覚し時計は、階段を下りた先の、玄関の端に置かれている。